新卒営業マンが入社して驚いたこと10選!

新卒営業マンが入社して驚いたこと10選!

新卒営業マンはついこの間まで学生だった人たち。社会に出るという衝撃もあれば会社に入るという衝撃もあります。また営業という職種に配属されたことによる衝撃も体験するようです。

新卒営業マンが、入社して驚いたこと

20代 機械営業

毎朝ラジオ体操があること。企業研究で、THE日本企業という認識はあったが、事業部長から制服を着た一般職の女性まで全員が「ラジオ体操第一〜」のかけ声でラジオ体操をしているとは思わなかった。

20代 金融

ドラマみたいに支店長が神様だったこと。入社して一年経ってそのあまりに絶大な権力に驚いた。そこまでへりくだる必要があるかというレベルで、支店長におべっかを使っていた。一年経って自分もしっかりその一員になったし、それが普通になった。

20代 食品

意外で驚いたのは、コンプライアンスが徹底されていること。そこまでするかと驚いたのは、りん議の手続き(ハンコの数)がすごいこと。現場で1万円の備品の決済もできない。

20代 ITベンチャー

入社一日目。社長から全社員に至るまで、新入社員以外スーツの人が一人もいなかったこと。確かに面接とかでもスーツの人見たことなかったが、まさか社長がTシャツで入社式に来るとは思わなかった。

20代 広告代理店

入社式の雰囲気が宗教っぽくて驚いた。もっとサバサバしているのかと思っていたが、かなりウェットな雰囲気でウォォォォ!!みたいな感じで先輩が盛り上げる雰囲気が体育会というより宗教っぽかった。

20代 ITツール

入社式が終わった後、午後から一人で企画書持って飛び込み営業に行かされた。一時間の企画書の説明と質問タイムがあって「後はわからなかったり質問に答えれなかった聞いて」とだけ言われて、名刺持って飛び込みに行かされた。

20代 メディア営業

企画書に記載されているPV数とかメディアPRしている会員数などが盛りに盛った数字だったこと。瞬間風速的に高くなった数字を月間換算するとこんなもんか、みたいな感じで、対外的に出されるありとあらゆる数字が嘘だったのはショックだった。

20代 オフィス機器

入社して最初の配属が、親会社とは全然業種も違うしビジネスモデルも違う子会社だったこと。面接の志望動機で「業界を変えたい」と熱く語った自分と握手をしてくれたのは何だったんだと思った。

20代 戸建営業

本気出せば家が1ヶ月でできてしまうこと。でもあまりに工期が短いと値段がつかないから2ヶ月や3ヶ月の工期にしている。

20代 物流

現場研修で配属された倉庫業務体験で知った。物流業者は顧客の荷物をバンバン投げること。結構大手だけどバンバンなげる。中身なんて全く見てない。よくあれで割れたり壊れたりしないなと感心する。

「驚き」の正体は、説明会では教わらない"暗黙のルール"

朝のラジオ体操、支店長への過剰なおべっか、1万円の備品にも必要な何個もの稟議印、社長がTシャツで現れる入社式、宗教のように盛り上がる式典、入社初日に手渡された企画書一枚での飛び込み。新卒営業が驚くこうした出来事は、会社が違えばまるで別物に見えて、実はひとつの共通点を持っています。どれも、就活の説明会やパンフレットには絶対に載らない「暗黙のルール」に、初めて触れた瞬間。そういう点です。

この入社前のイメージと入社後の現実とのギャップは「リアリティショック」と呼ばれ、新卒のほとんどが大なり小なり経験します。新卒入社者のおよそ3割が3年以内に離職するという厚生労働省の調査はよく知られていますが、その引き金の多くは、この最初のギャップへの対処を誤ることにあるようです。だからまず押さえておきたいのは、驚くこと自体はむしろ順調な証拠であって、異常ではないということ。問題は驚いたあと、その経験をどう扱うかにあります。

まとめると——驚きは「会社固有・業界固有・職種固有」に仕分けると見え方が変わる

ここからが本題です。驚いた出来事を「うちの会社って変だな」で終わらせるか、仕分けて観察するか。それでその後の数年は大きく変わります。仕分けの軸は三つです。

一つ目は「会社固有」のもの。ラジオ体操や、支店長への過剰な気遣い、Tシャツの入社式、宗教めいた式典などは、その会社の文化であって、転職すれば変わる類のものです。二つ目は「業界固有」のもの。本気を出せば1ヶ月で建つ家をわざと工期を延ばして売る、物流の現場で荷物が豪快に扱われる、といった驚きは、その業界の商習慣であり、同業に移っても付いてきます。三つ目は「職種固有」のもの。入社初日から飛び込みに出される、対外的に出す数字が実態より大きく作られている。こういったものは営業という仕事そのものに、形を変えてつきまといます。

この仕分けができると、「辞めたい」と思った時の打ち手が具体的になります。会社固有の不満なら転職で解けるかもしれませんが、職種固有のものは、どの営業会社に移っても付いてくるもの。自分の違和感がどの層のものかを見極めないまま会社だけ変えても、同じ驚きをもう一度味わうことになりかねません。逆に、業界固有の慣習だと分かれば、それは「自分だけが知らない非常識」ではなく、その業界で戦うための前提知識に変わるはずです。

驚きを自分の糧へと変換していくために

驚きを「事実」として記録する——感想で終わらせない

仕分けを機能させる最大のコツは、驚いた瞬間をその日のうちに、事実として書き留めておくことです。一年も経つと、あれほど違和感のあった支店長へのおべっかも、煩雑な稟議の手続きも、いつのまにか「それが普通」になり、感覚そのものが麻痺してきます。慣れること自体は適応であって悪くありませんが、麻痺すると、新人の時にしか見えなかった景色を失ってしまいます。

新人の「これ、おかしいぞ」という感覚は、その組織にどっぷり浸かった人には二度と手に入らない、貴重な観察データです

たとえば「対外的な数字が盛られていた」という驚き。放っておけば「みんなやっているから」で流されていきますが、事実として残しておけば、自分はどこまでを許容できるのかという線を、早いうちに引いておく材料になります。

違和感を覚えたら、可能な範囲で上司に「これはどういう意図でやっているんですか」と一度聞いてみる。その答え方そのものが、その会社を見極めるもうひとつの情報になります。記録といっても、スマホのメモに一行残す程度で十分です。

とくに効くのは、入社からの最初の1ヶ月です。リアリティショックが最も鮮明なこの時期にだけ、まだ何にも染まっていない目で会社を観察できます。

1ヶ月、長くても3ヶ月が過ぎると驚きは急速に薄れ、同じ景色は二度と見えなくなってしまいます。だからこそ、最初の30日は意識して「驚きノート」をつけ、月末に一度、その一つひとつを先ほどの三つの軸に仕分けてみてください

。あわせて「これは適応すべきことか、それとも我慢してはいけないことか」を自分なりに線引きしておく。新人のうちに引いたこの線は、数年後にポジションが上がり、自分が後輩に同じ景色を見せる側になったときに、効いてきます。慣れて何も感じなくなることと、見極めたうえで受け入れることは、まったく別のことだからです。

畑違いの配属も、長い目で見れば"分散投資"になる

最後に、配属そのものへの驚き。志望とまったく違う子会社や、思いもよらない部署に配属された人へ。その瞬間に「話が違う」と感じるのは当然です。

でも、希望と違う現場こそ、あなたの市場価値を思わぬ方向に広げてくれることがあります。一つの業界・一つの職種だけを深掘りするより、複数の現場を肌で知っている人材のほうが、数年後に選べる道はむしろ多くなるはずです。畑違いの配属は、短期的には遠回りに見えても、長期で見ればリスクの分散投資になり得るということです。

入社して驚いたことの一つひとつは、同期との笑い話のネタであると同時に、あなたがまだその組織の常識に染まりきっていないことの証明でもあります。その新鮮な目に映ったものを、感想ではなくデータとして残しておく。

それが、最初の数年で辞めるか続けるかを、その日の感情ではなく自分の根拠で選べる新人と、そうでない新人とを、静かに分けていくのではないでしょうか。

筆者:店長

営業と、競馬と、しゃべる植物。あっAIも。つい、いろいろ作ってしまう人です。

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営業を"言語化""構造化"する話を、ゆるめに

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ヒアリングにおいてなぜですか?は最後の手段だからな 顧客の課題というのは、根深い。根深いからこそ、営業はヒアリングを重ねて課題を深堀りしていく。 新卒のロープレを横で聞いていると「一問一答になってる」という先輩のフィードバックが聞こえてきて、今年もこの季節が来たな~と思う。 そう、我々はどうにかヒアリングの型を安定させるために「なぜですか?」という質問の仕方を開発して、容易に顧客の課題をたどり着けるという幻想のもと「もっと顧客の課題を深堀しなきゃ」というフィードバックを量産してきたわけである。 魔法の質問のなぜですか?の会話を重ねるとこんな稀有な間違い方だって可能だ。 「今朝

 

店長

Xアカウント:@nishi_sales_ai 新卒で大手IT企業に入社し、飛び込み営業から深耕営業、大手企業担当まで第一線で経験を積む(表彰歴多数)。その後、事業企画・営業企画部門で経営に近い立場から営業組織と数字に向き合い、10年勤続を経て独立。営業組織の改善に特化したコンサルタント企業を立ち上げる。 コンサルタントして数々の現場に入りつつ、自ら営業特化の転職エージェントも運営。近年はAIを活用した営業組織の業務改善・生産性向上プロジェクトに携わる。現場の最前線と経営の両方を見てきた視点から、営業3年目前後がぶつかる壁を越えるための実践知を発信する。

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