趣味と実益を兼ねる営業マンの副業に最適!「画像販売」

営業マンの趣味と実益を兼ねた副業として「画像販売」があります。訪問先への移動中や営業の空き時間にカメラで風景などを撮影した画像を、画像販売サイトで販売することができます。しかし実益という面では乏しく、量をこなすことでしか収入につながらないため、根気よく続けることが大切です。根気よく続けるためには、写真やカメラが好きという気持ちがないと難しいかもしれません。

外回りの営業マンに最適な画像販売

外回りをする営業マンは様々な景色に出会うことできます。いわゆるモデルを使った写真ではなくても街中のふとした風景、ビジネス街の雰囲気やビル。駅や電車、行き交う人々。様々な写真が世の中にはニーズがあり、これらは実際に売買されています。もちろんカメラや写真撮影のスキルがあるに越したことはありませんが、必ずしも高いスキルとしてプロの写真ばかりが売れているかというとそうとも限りません。世の中には色々な写真に対するニーズがあります。

メッセージ性やテーマ性のある写真。一枚の絵から伝わることはたくさんあります。渾身の一枚よりも、数を集めることに特化してみて、移動中や空き時間に街中の風景をとりあえず撮りまくるというのは、外回りができる営業マンならでは副業と言えるでしょう。

実際に画像や動画を販売できるWebサイトやアプリ

  • Fotoria 画像販売額の20%〜60%程度の受け取ることができます。
  • Snapmart 手数料として販売額の50%〜70%が引かれます。
  • pixt 販売登録にあたりテストがあります。

乏しい収益

しかし実際にお金になるかというと、ほとんど儲けはありません。よくて一ヶ月で数千円というレベルです。一枚あたりの販売価格が100円〜程度な上に、半分近くを手数料として販売サイトに徴収されます。さらにほとんどの写真は一枚も売れないということもあるようです。というのは、著作権フリーのそれなりのクオリティの無料写真がNet上には溢れており、それらで代替できるため、写真を購入したいと思う人に対して、写真を売りたいという人の需給バランスが整っているとは言えず、時給換算すると決していい副業とは言えないでしょう。

続けることが大切

ストック型ビジネスという特徴

それでも実際にしている人はいますし、ごく一部、プロのカメラマンではなくてもたくさん売れる人もいます。どうしてそういう人が生まれるのかというと結局、続けているからです。登録して初日に数十枚購入してもらえるということはありません。しかし長く続けていると写真のストックも増え、一回売れたら終わりではなくて別の人に再販売することも可能なため、当然引っかかるチャンスも増えます。

写真一枚あたりの一ヶ月の期待収益が1円だとしても、一日100枚撮り続ければ、3ヶ月ほどで月に1万円をコンスタントに稼げる計算になります。例えばそこでスパッと撮影を辞めてしまっても、サイト上で過去に売れた写真が再度売れてくれれば、継続して1万円を稼げることになります。こうしたストック型ビジネスで必要なことは続けること。ため続けることです

好きこそものの上手なれ

とは言え、長く続けているとどのような写真に値段がつくのかという手触りもわかってきます。そういう意味でも続けることは大切なのですが、何よりも大切なのは、写真は外回りのついでにする営業マンの趣味であり、副業としての収入はラッキー程度の位置付けにしておくことです。仕事だと思うとどうしても「やらなければならない」という気持ちになります。

「写真を撮ること」でも「写真を売ること」でもどちらでも構わないので、自分の一つの時間つぶしや人生を彩る趣味のようなものだという割り切りがないと決して続けることはできません。逆にそれほど、時間帯売上でいうと効率の悪い副業と言えます。

趣味と向き合い、実践を重ねることが、成長のカギになります。学んだことを、明日からの一歩につなげていきましょう。

始める前に必ず確認——会社の副業規定と「年20万円」の確定申告ライン

移動中の風景を撮って売る、と気軽に始める前に、営業マンとしてまず押さえておきたいのが、会社のルールと税金です。ここを飛ばすと、せっかくの小遣い稼ぎが思わぬトラブルの種になります。

一つ目は、勤務先の副業規定です。副業を認めているか、許可制か、届け出が要るかは会社ごとに違います。就業規則を確認し、許可制なら手順を踏んでおく。黙って始めて後で発覚するより、最初に筋を通しておくほうが、気持ちよく続けられます。二つ目が税金です。会社員の場合、給与以外の「所得」が年間20万円を超えると、確定申告が原則必要になります。ここでいう所得は、売上そのものではなく、売上から必要経費(カメラ関連費用など)を差し引いた利益のことです。画像販売の収益は多くの場合これを下回りますが、超えたら申告が必要になると知っておくだけで安心です。なお、20万円以下でも住民税の申告は別途必要になる点には注意しましょう。趣味の延長とはいえ、お金が動く以上、入口でこの二つを確認しておくのが大人の始め方です。

"売れる写真"には傾向がある——ビジネス需要をねらう撮り方

数を撮ることが大切なのはそのとおりですが、どうせ撮るなら、売れやすい傾向を知っておくと、同じ枚数でも当たる確率が上がります。やみくもに撮る前に、買い手が何にお金を払うのかを頭に入れておきましょう。

画像素材を買うのは、多くが広告・記事・資料を作る側の人たちです。つまり、そこに文字を載せたり、テーマを説明したりするための写真が求められます。そこで効くのが、被写体の周りに文字を置ける「余白(コピースペース)」をあえて広めに取った構図です。また、ビジネス街の風景、働く手元、会議室、駅を行き交う人の後ろ姿など、特定の個人が主役にならず「ビジネス」「多忙」「都会」といったテーマを想起させる一枚は、営業マンの日常の視界にあふれており、しかも安定した需要があります。渾身の芸術写真より、「これは何かの記事の挿絵に使えそうだ」と買い手が一目で用途を思い浮かべられる写真のほうが売れる、という感覚を持っておくと、街の見え方が変わってきます。

写真に人・建物・ロゴが写ったら——肖像権・著作権とリリースの基本

街中で撮る以上、避けて通れないのが権利の問題です。ここを知らずに販売すると、後で削除依頼やトラブルにつながることがあるので、最低限の線引きは押さえておきましょう。

まず、人物です。顔などで個人が特定できる写真を素材として売るには、原則としてその人の許可(モデルリリース)が必要になります。だからこそ、前の見出しで触れたような「後ろ姿」「手元だけ」「顔が分からない」構図が、権利の面でも安全なのです。次に、写り込みです。企業のロゴや商品パッケージ、キャラクター、ポスター、有名な建築物やアート作品などには、商標や著作権が絡みます。これらがはっきり写った写真は、販売サイトの審査で弾かれたり、そのまま売ると権利侵害になったりするおそれがあります。私有地の建物や特徴的な施設は、所有者の許可(プロパティリリース)を求められることもあります。対策はシンプルで、「個人が特定できるもの」「他人の権利がついているもの」が主役にならないよう構図を工夫すること。ロゴが入ったら撮り直す、人物は特定できない角度で撮る——この習慣が、安心して売り続けるための守りになります。

撮るだけで終わらせない——複数サイトと「見つけてもらう」工夫

同じ写真でも、登録の仕方ひとつで、売れる確率は変わります。撮影のあとの「登録・見せ方」まで含めて回すと、乏しい収益の底上げにつながります。

一つは、複数のサイトに登録することです。サイトごとに客層も、審査の通りやすさも、報酬の仕組みも違うので、同じ写真を複数の場所に置いておけば、それだけ人の目に触れる機会が増えます。審査で入門テストがあるサイトもありますが、一度通れば以降はスムーズなので、最初の関門と割り切って越えておきましょう。もう一つが、タグ・キーワードの付け方です。買い手は膨大な写真の中から、検索でお目当ての一枚を探します。つまり、どれだけ良い写真でも、適切なキーワードが付いていなければ、そもそも見つけてもらえません。「ビジネス」「オフィス」「朝」「都会」「余白」など、その写真がどんな用途で探されるかを想像して、関連する言葉を漏れなく付けておく。撮影と同じくらい、この「見つけてもらうための一手間」が、写真が眠ったままか売れるかを分けます。

そもそも画像販売の本当の実益は、お金ではなく「時間の色」が変わることである

ここまで、副業のルールと税金、売れる写真の傾向、権利の扱い、見つけてもらう工夫と、画像販売を実務として回すための具体を見てきました。最後に、そもそもこの副業が、営業マンにとって何をもたらすのかを考えてみます。

正直なところ、画像販売は、お金の面では割に合いません。月に数千円がいいところで、時給に換算すれば、これほど効率の悪い副業も珍しいくらいです。だから「実益はラッキー程度に」と割り切るのが正解なのですが、では、金銭以外に得るものは何もないのでしょうか。そう考えると、じつはいちばん大きな見返りが見えてきます。それは、外回りという時間の色が、まるごと変わることです。

営業の移動時間や客先での待ち時間は、放っておけば、ただ過ぎていく退屈な余白です。ところが、「売れる風景はないか」という目を一つ持って歩き始めると、同じ街が、とたんに素材の宝庫に変わります。いつも通る駅前も、ビル街の朝の光も、行き交う人の後ろ姿も、「これは何かに使えるかもしれない」という視点で見た瞬間、退屈な移動が、能動的に何かを探す時間に変わる。消耗しがちな営業の一日のなかに、自分の意思で世界を面白がる回路が生まれるのです。この「時間の色が変わる」ことこそ、月数千円よりずっと大きな、この副業の本当の実益だと言えます。

もう一つ、画像販売には、営業の仕事と響き合う構造があります。それは、過去の自分が、未来の自分を助けてくれる、という点です。今日撮った一枚は、数か月後、自分が何もしていない時間にも、誰かに買われて小さな収益を生むかもしれません。撮り溜めた写真が静かに積み上がり、あとからじわじわ効いてくる。これは、今日まいた種が数か月後に受注として実る、営業の「仕込み」の感覚とよく似ています。すぐには報われないものを、腐らずに積み続けた人だけが、あとで複利のように回収する。画像販売を通して身につくこの「積んで待つ」感覚は、金銭以上に、営業という仕事そのものにも効いてくるはずです。だからこの副業は、稼ぐためというより、日常の見え方と、積むことへの忍耐を鍛える練習として捉えると、続ける意味がぐっと深くなります。

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筆者:店長

営業と、競馬と、しゃべる植物。あっAIも。つい、いろいろ作ってしまう人です。

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