営業マンだからできるブログ・メディア運営による副業とは

ブログ・メディア運営は誰でもできますが、アフィリエイト収入ではなく広告を、自ら営業し、獲得するようなスタイルでブログ・メディア運営するのは営業マンにもってこいの副業と言えます。ブログ・メディア運営は参入障壁が低い反面、誰でもできるため競合が多いという特徴があります。しかし、Webの世界は可能性を秘めた世界。場合によっては本業以上の稼ぎも期待することができます。

営業マンだからできるブログ・メディア運営による副業とは

ブログ・メディア運営というとアフィリエイトを思い浮かべる人も多いと思います。扱うものなどによって全く異なりますが、アフィリエイトの報酬は1PVに対して0.1円前後と言われています。逆にPVをあげていくということはそれほど簡単ではありません。というのも個人でも発信できる世の中のため、競合と呼ばれるような似たようなサイトやブログ・メディアが存在しているためです。

またSEOなどの知識がなくやみくもに書いたブログは基本的に評価は低くなり、特定のキーワードで検索しても10ページ目ぐらいにしか出ないというのはザラにあります。そして何よりも運営期間というものも一つの評価対象になるため、基本的には新規参入者に対して優しくない業界とは言えます。

しかし、一方で夢があるのも事実で、もし仮に一ヶ月で1万2万も検索されるようなワードで表示順位1位を獲得できたとすると、かなりの流入を期待することができます。そういったキーワードを3つも4つも獲得することができれば、本業を上回る収益を得るというのは全然夢の話ではないところが、Webの世界の魅力でもあります。

なぜ営業マンがすべきか?

アフィリエイトであれば、営業マンでなくとも誰でもできます。むしろパソコンに触れない時間がある営業マンの方が不利とも言えます。しかしブログやメディア運営で稼ぐ方法はアフィリエイトだけではありません。アフィリエイトはクリックや実際の購入などの成果報酬体系であるのに対して、自分で広告主を探し、自分のメディアに広告掲載をするという手もあります。

アフィリエイトがアフィリエイト会社のシステムに乗っかるため、いわゆるマージンが発生しています。その代わりに営業先を見つけてくる必要はありませんし、効果につながらないと思えば、他の商材を扱うというメリットもあります。

しかし他者が作ったシステム(アフィリエイト)に乗っかるということは、あくまでも一労働者という側面を有しており、手数料として徴収されることがまさしくそれに当たるのに対して、自分が作ったメディアを自分で売るというのは、すべての利益を自分で有することができます

もちろん本業のクライアントに売ることはできないですが、本業の合間に自分のブログやメディアに集まる人がターゲットになりそうな企業を見つけて新規開拓営業をするというのは、将来もし独立や起業を考えているのであれば、していて損はない体験と言えるでしょう。

参入障壁の低さと、努力と成果の非対称性

ブログを開設するということは、本当にちょっとした手続きで開設することができます。また、知識がなくてもSEO対策やアクセスの解析、検索ボリュームの調査なども圧倒的にあらゆるツールが揃っているため、本当に初心者であってもGoogleで検索するだけで知れることはたくさんありますし、何よりも勉強になるというメリットがあります。

一方でそれが参入障壁の低さにも繋がっており、毎日無数のブログやメディアが立ち上がっていて、例えば努力して勝ち得た検索順位も一ヶ月後には順位が後退することもありますし、これによる収益への影響もかなり大きいものになります。従って、決して安定副業の収入源とするには、相応の年月が必要です

また、努力が一定の成果に結びつきやすい他の労働集約型の副業とは、毛色が違います。しかし努力する(コンテンツの更新をする)ことなしにPVが増えることは絶対にありませんので、無駄になるかもしれない努力を一定期間やり続けるということは覚悟しなければなりません。

しかし、一番圧倒的な効果を生み出す可能性を秘めているのもブログやメディア運営とも言えます。バズったり検索順位で1位を取ることができれば、かなりの数のPV増につながります。副業で夢を追いかけたいのであれば、ブログやメディア運営はオススメの副業ネタであると言えます。

営業マンを意識するだけで、結果は変わります。お伝えした内容を、次の商談や日々の行動に落とし込んでいきましょう。

最初の一手で差がつく——無料ブログではなくWordPressで始める理由

広告を自分で売るスタイルを本気でやるなら、器の選び方が最初の分岐点です。アメブロやnoteのような無料サービスは開設が一瞬で手軽ですが、運営会社の規約に縛られ、規約変更やアカウント停止で積み上げた記事が一夜で消えるリスクを抱えます。掲載できる広告にも制限があり、広告枠を自分の裁量で売る、という肝心の部分が難しいことが多いのです。だから、独自ドメインを取り、レンタルサーバーを借り、WordPressで自分の城として立ち上げるのが定石です。費用はサーバー代とドメイン代で月1,000円前後から始められ、これは広告枠を自由に扱える「持ち家」を手に入れる初期投資と考えると安いものです。

立ち上げでもう一つ決めるべきは、扱うテーマを絞ることです。あれもこれも書く雑記より、一つの領域に特化したメディアのほうが検索エンジンから専門サイトとして評価されやすく、広告を売り込む相手も明確になります。ここで有利なのが、自分がすでに深く知っている担当業界を選ぶことです。ゼロから勉強するテーマより、日々の商談で語彙も相場観も持っている分野のほうが、記事の密度が段違いになります。

稼ぐ前に足元を固める——副業規定・確定申告・住民税の基本

収益が出てから慌てないために、始める前に会社と税金の整理をしておきます。まず就業規則で副業が認められているかを確認します。禁止されていなくても、本業と競合する事業や、本業の顧客・情報を使う形は競業避止の観点で危険なので、扱うテーマは本業と利益がぶつからない領域を選ぶのが安全です。

税務面では、副業の所得(売上から経費を引いた額)が年間20万円を超えると、確定申告が必要になります。このとき、住民税の徴収方法を「普通徴収」にしておくと、副業分の住民税が本業の給与から天引きされず、勤務先に副業収入を気づかれにくくなります。さらに、継続して事業として取り組むなら開業届を出し、青色申告を選ぶことで、最大65万円の特別控除など税制上の優遇を受けられます。サーバー代や書籍代、取材の交通費が経費として認められることも、早めに知っておくほど得をします。稼ぎが小さいうちにこの手続きを済ませておくと、収益が伸びたときに事故になりません。

営業3年目にしか書けない記事がある——経験そのものが検索で評価される

ここが、多くの副業ブロガーに対して営業職が持つ最大の武器です。いまの検索エンジンは、E-E-A-T——経験・専門性・権威性・信頼性——を重視して記事を評価します。なかでも「経験」は、実際にその現場に立った人にしか書けない一次情報から生まれます。ネットの記事を寄せ集めて書いた一般論はいくらでも量産できるため埋もれますが、実際の商談で起きたこと、断られ方のパターン、業界特有の値付けの事情といった生の情報は、代わりがききません。

前半で触れたとおり、この業界は運営期間の長さも評価されるほど新規に厳しく、一般論だけで戦うと10ページ目に沈みます。だからこそ、営業として毎日仕入れている現場の具体を、そのまま記事の核にするのが勝ち筋です。「〇〇業界の担当者が本当に気にしているのはここ」といった、経験の裏づけがある記事は、同じテーマの一般論記事を追い抜きます。ただし健康・金融・法律のように人の人生を左右する領域(YMYL)は、資格や実績のない個人には評価が厳しいので、自分の実務で語れる範囲に絞るのが賢明です。

収益を一本足にしない——複線化と、順位が飛ぶ前提の守り

最後は、収益の作り方とリスク管理です。広告を自分で売るのが主題ではあっても、広告直販はある程度のPVと読者の実績がないと売り込めません。だから立ち上げ期は、GoogleアドセンスやアフィリエイトでPVを収益に変えつつ、読者が育ってから記事広告やバナーの直販、さらには有料のnoteやコンサル、本業や独立につながるリード獲得へと、収益の柱を段階的に増やしていく順番が現実的です。柱が一本だと、それが崩れた瞬間に収入がゼロになります。

そして、検索順位は前触れなく飛ぶものだと織り込んでおきます。Googleのコアアップデート一発で、稼ぎ頭の記事が圏外に落ちることは珍しくありません。この一撃に備えるには、検索エンジンだけに集客を依存せず、SNSやメールマガジンで読者と直接つながる経路を並行して持っておくことです。あわせて、更新を続ける仕組み——移動時間に構成だけ考える、ネタの型を用意する、書けない部分は外注する——を回し、収益ゼロの期間を耐える前提で走る。守りを設計してあるかどうかが、数年続けられる人と、半年で消える人を分けます。

そもそも、これは「副業」ではなく事業の全工程を一人で回す縮尺模型である

ここまで、器の選び方から税務、記事の武器、収益とリスクまでを見てきました。最後に、営業がブログ・メディアを運営することの意味を、副収入とは別の角度から捉え直しておきたいと思います。

副業という言葉でくくると、これは本業の外で小銭を稼ぐ活動に見えます。けれど営業がこの運営で本当に手にするものは、月々の収益額では測れません。会社に所属する営業は、ふだん、会社が用意した看板・商材・既存顧客という枠のなかで戦っています。誰が客を連れてきたのか、なぜその商品にその値段がつくのか、集金や与信は誰が回しているのか——その大半は、分業の向こう側にあって見えません。自分は「売る」という一工程だけを担い、その一芸を給料と交換しています。

ブログ・メディア運営は、この構図を丸ごとひっくり返します。どんな読者を集めるか(集客)、どんな広告枠という商品を作るか(商品設計)、それを誰にいくらで売るか(営業)、掲載して成果を出し(納品)、対価を受け取る(回収)——事業のすべての工程を、たった一人で、自分の身銭で回すことになります。売上が月に数千円だとしても、そこで見えてくるのは、会社にいる限り一生見えないかもしれない「商売が丸ごと成立する仕組み」です。言ってみればこれは、一つの事業を手のひらサイズに縮めた模型を、自分の手で組み上げる営みです。模型を一度でも自力で完成させた人は、本業の巨大な機械のどこに自分の歯車がはまっているかを、初めて外側から眺められるようになります。だから、たとえ本業を超える収益に届かなくても、この運営は営業という一芸を「商売そのもの」へと広げていく稽古になります。稼ぎはその副産物として、あとから付いてくるものだと思います。

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筆者:店長

営業と、競馬と、しゃべる植物。あっAIも。つい、いろいろ作ってしまう人です。

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