営業マンが副業で活用できるアドバンテージとは?
営業マンが副業で活用できるアドバンテージとは?
副業として何を選択する時の判断基準として、本業が営業マンだからこそこれを選んだということがあってもいいと思います。営業マンが他の職種と違う点は、外回りであるということと、出会いが多いということ。この二つの特徴をアドバンテージと捉えることができるような、副業選択をすべきです。
営業マンというアドバンテージを活用した副業について
たくさんある副業の中でも、例えば不動産投資やせどり、その他アルバイトのような働き方は、職種によってあまり差が出ず、どちらかというとそこに費やす労働時間や原資をどれだけ確保しているかということのように思います。逆に職種によって差が出やすく特に営業のような職種に最適な副業とはどのようなものがあるのでしょうか?
営業マンの特性は「外回り」と「出会い」
営業マンが他の職種と大きく違う点は下記二点です。
- オフィスの外に出るのが仕事であるということ
- 他の職種よりも出会いの多い仕事であること
です。この二点が大きく他の職種とは異なるため、この特性を活かせる副業を探すことをオススメします。
外回り
結果さえ出しいれば、比較的自由度が高いのが営業マンの魅力です。アポとアポの合間に時間が生まれることもあるでしょうし、公共交通機関の移動中には好きなことができます。もちろん本業の対応で忙しいこともあるでしょうが、それでも内勤スタッフに比べたら自由度は格段に高いと言えます。
出会い
恐らくほとんどの会社で、自主的に社交性を高めて繋がりを増やそうとするスタンスの営業マンは歓迎されるのではないでしょうか。短期的な商談だけが目的ではなく、多くの人が言うように人との繋がりは長い目でみると確実に自分の身を助けてくれます。新規営業担当であればなおさらです。
営業マンでいるうちに、営業マンしかできない副業を
副業のメリットの一つは「いつ誰でもできること」そして「いつ辞めてもいいこと」この二点です。これは副業のほとんどに共通して言えることです。つまり、営業じゃなくてもできる副業は、営業じゃなくてなってからもすることが可能です。しかし営業でいるうちでしか、そのアドバンテージを活かすことはできません。
もちろん将来的に独立をしたいのであれば、それに沿った副業を企業準備としてすべきでしょう。またとりあえず短期的にお金が必要という人は、時間帯効果が高く、高水準の副業を選択すべきです。しかしただ漠然と「何かしてみようかな」と考えている人は、ぜひ営業マンというアドバンテージをフル活用した副業をすることをオススメします。
逆にいうと営業マンとしての立場をアドバンテージに持てない副業は、「他の誰かならアドバンテージを持てるところに、わざわざアドバンテージなしで飛び込んだ」可能性もあります。
つまりエンジニアならではの副業なのに、営業マンとしてそれをしてしまっているとか、主婦に配慮した業務設計になっているのに営業マンである自分はその恩恵を受けることができないなど、です。せっかく副業をするのであれば営業マンが一番得するというポジションの副業を選択するのが良いでしょう。
アドバンテージには「賞味期限つき」と「持ち越せる」の2層がある
営業の強みは「外回り(時間の自由度)」と「出会い(人脈)」だ——これは、その通りです。副業を選ぶなら、この2つを活かさない手はありません。ただ、ここで一段だけ深く考えておきたいことがあります。この2つは、どちらも「営業という立場」に紐づいた、賞味期限つきのアドバンテージだということです。営業を離れれば、外回りの自由も、その肩書きで生まれていた出会いも、いずれ消えていきます。
一方で、その裏側には、立場を失っても持ち越せるアドバンテージがあります。初対面の相手の警戒を解く力、相手が本当に困っていることを聞き出す力、価値を言葉にして人に届ける力。これらは営業という“状態”ではなく、営業を通して身についた“スキル”です。副業を選ぶときは、賞味期限つきの強みを「入口」として使いながら、最終的にこの持ち越せるスキルが育つほうを選ぶ。そうすれば、営業でいるうちの利点も、辞めたあとに残る資産も、二重に手に入ります。
「出会い」を副業に使うときの一線——“名簿”ではなく“つなぐ力”を転用する
出会いの多さは、間違いなく財産です。ただし、副業に活かすときには一本だけ越えてはいけない線があります。本業で得た人脈や取引先を、そのまま副業の顧客や紹介先として使うことです。本業と商材や顧客が重なった瞬間、それは利益相反や競業避止に触れ、副収入どころか本業の信用ごと失いかねません。
安全に、かつ最大限に活かすコツは、「人脈という名簿」を流用するのではなく、「人とつながる力というスキル」を転用することだと考えてください。本業と商圏が重ならない領域で、新しい関係をゼロから立ち上げられること——これこそ、多くの営業が無自覚に持っている地力です。手元の名簿を切り売りするのではなく、どこへ行っても関係を一から築ける力のほうを、副業の現場で発揮する。これなら、本業を一切傷つけずに、出会いの強みを使い回せます。
まとめると——「外回りの自由」は信用残高、削らずに使う
外回りの自由度は、無条件のものではありません。成果を出しているという前提で、会社から借りている“信用残高”のようなものです。副業に気を取られて本業の数字が落ちれば、その自由はあっという間に凍結されます。だから、移動や合間の時間で回すなら、その場に張りつかなくても成り立つ、非同期で進められる副業を選ぶのが鉄則です。一度つくれば自分が動いていなくても回る仕組みなら、本業の集中を削りません。
営業でいるうちのアドバンテージは、たしかに使うべきです。ただし、その使い方を「立場を消費する」方向ではなく、「立場を入口にして、辞めても残るスキルと仕組みに変える」方向に向けること。そこまで設計できた人だけが、副業を一時の小遣い稼ぎではなく、二本目のキャリアの芽として育てていけるのだと思います。

