営業のキャリアパス!営業の次にオススメの職種4選!

営業のキャリアパス!営業の次にオススメの職種4選!

営業を経験した後のオススメ職種として営業企画や商品企画といった企画職と、広報や採用人事といったバックオフィスなどの4職種について取り上げています。これらを推挙する理由としては大きく営業としての経験が求められているという点と、形が変わっただけの営業そのものであるという点となります。

営業のキャリアパス!営業の次にオススメの職種4選!

営業マンとしてキャリアをスタートさせたあとに、転職や異動で別の職種をする人はたくさんいます。むしろ、営業としてずっと定年まで働き続けるという人の方が少ないかもしれません。

営業のキャリアパスとしてネクストキャリアでオススメしたい4つの職種について取り上げていきます。

営業企画・営業推進

企画職の中でも一番営業に近いのが営業企画や営業推進です。一番近いというのは一番営業としての経験が活きやすいという意味でもあります。営業企画の仕事は経営側に寄り添った数字を扱う部分と、現場に寄り添った売上伸長を担う部分のmixです。

前者については特に営業をしていたからというアドバンテージはあまりありません。むしろ論理的に語ることを常に求められる企画畑出身者にアドバンテージがあると言えます。しかし後者はどこまでいっても現場感覚がモノを言う世界です。特に営業としてのコツを横展開したり、暗黙知を形式知化させていくためには営業経験は必須と言えるでしょう。

商品企画

営業サイドではなく商品そのものをどうするかを考えて、売上伸長を目指す部署が商品企画です。これもクライアントニーズを前線でとらえ続けた営業のネクストキャリアとしての非常にアドバンテージが活きる職種と言えます。もちろんクライアントのニーズを定量的に抑えることは必要ですが、感覚的に「売れる」か「売れない」かを判断できるのは現場経験がある人です。

また商品設計は、ゴールに目指して積み上げ式で必要なタスクをこなしていく業務でもあります。そのほとんどが社内外の多くの人を巻き込みながら進める必要があります。特に営業でクライアントに対して大掛かりな仕掛けをしてきた営業マンであれば、こうしたプロジェクト経験も豊富にあるでしょうし、営業のネクストキャリアとして適格と言えるでしょう。

社外広報

社外広報はいかに自社そのものや自社商品を取り扱ってもらうかという点に価値があります。要は外部露出を一切できない広報になんら価値はないということです。もちろん自社や商品に魅力がある前提ではありますが、結局はメディアなどとのパイプがモノをいう世界でもあります。彼らがどのようなニュース性を求めているのかというニーズを捉えて、そこにフィットした働きかけをしていくというのはまさに営業そのものです。

人事・採用

採用もまさに営業そのものです。自社がほしいと思った人材の多くは他社も欲しがっている可能性があります。採用は来たものを捌くのが仕事ではありません。攻めることで母集団を増やし、攻めることで内定受諾率を上げることに仕事としての価値があるのです。

近年、リファラル採用も増えました。つまり行動量がモノを言う世界になりつつあります。内定受諾率も人や会社としての魅力をどう売り込むのかという点に注力することでコンバージョンを上げる世界です。これは扱うものが商品から人に変わっただけの、営業そのものであると言えるでしょう。

4職種に共通するのは「相手の欲しいものを掴み、価値を翻訳して届ける力」

営業企画、商品企画、社外広報、人事・採用。営業のネクストキャリアとして挙がるこの4つは、一見ばらばらの仕事に見えます。けれど、すべてに共通する一本の軸があります。それは、相手が本当に欲しいものを掴み、自分たちの価値をその相手に伝わる形に翻訳して届ける、という力。

営業企画なら相手は現場の営業、商品企画なら顧客、社外広報ならメディア、採用なら候補者。扱う「商材」が、自社の仕組み、商品、ニュース、人へと変わるだけで、やっていることの構造は営業とほとんど同じです。だから「営業の経験が活きる」というのは、気休めではなく事実です。現場でニーズを掴み続けた感覚や、人を巻き込んでプロジェクトを動かした経験は、どの職種でも確かに武器になります。ただし、ここで一歩立ち止まってほしいことがあります。

職種名で選ぶ前に、「自分の営業のどの工程が一番活きたか」で選ぶ

「営業が活きる職種」とひとくくりにすると見えなくなりますが、営業という仕事は、本当はいくつもの工程の束でできています。相手の課題を聞き出すヒアリング、課題と解決策をつなぐ提案の設計、決めてもらうクロージング、長く付き合う関係構築、そして数字を読む分析。あなたが営業の中で「これをやっているときが一番面白い」と感じる工程は、どれでしょうか。

実は、向いている次の職種は、ここで分かれます。数字を読み、現場の暗黙知を仕組みに落とすのが好きなら、営業企画が合います。顧客の反応から「売れる・売れない」を肌で感じ取るのが得意なら、商品企画が活きます。相手のニーズに合わせて瞬発的に売り込むのが好きなら社外広報、人を口説いて意思決定まで導くのが好きなら採用です。職種名のイメージで選ぶのではなく、自分が一番しびれた工程に近い仕事を選ぶ。そうすれば、職種を変える横移動が、ただの移動ではなく「自分の強みを純化させる前進」になります。

「can」で選ぶと安全、でも「will」を置かないと“営業の檻”を回り続ける

元の記事も最後に触れているとおり、この4職種はいずれも「営業が得意な人なら、そこそこできてしまう(can)」職種です。だからこそ、注意点があります。canだけを頼りに次を選び続けると、形を変えた営業をぐるぐると回るばかりで、いつまでも「営業の延長線上」から出られなくなることがあるのです。

それ自体が悪いわけではありません。営業の力を深め続けるキャリアも、立派な一本道です。けれど、もしあなたの中に「本当は営業の枠の外でやってみたいことがある」というwillがあるのなら、canで選べる安全な4職種は、入口どころか、出られない檻になってしまうこともあります。willの見つけ方は、難しく考えなくて大丈夫です。少し先を行く人の「結果」ではなく「経路」、つまりどんな順番で何を積んできたかを複数の人から聞いていくと、自分が本当に向かいたい方向が、少しずつ輪郭を持ってきます。

ネクストキャリアは、「営業で何ができるか」から入って構いません。ただ、最後に「自分は何をしたいのか」を一つ置いて、そこへ向かう一歩としてその職種を選ぶ。その順番さえ守れれば、4つのどれを選んだとしても、それは営業の延長ではなく、あなた自身のキャリアの前進になります。

終わりに

営業としてのネクストキャリアとしてオススメの職種として4つの職種を取り上げました。どれも営業としての経験が活用できるものばかりです。しかしこれらはあるまでも「can]に主軸を置いたキャリアパスの選択肢です。人にはそれぞれ「will」があります。自分が一番貢献できる職種という観点も大切ですが、最終的に目指すポイントをwillとしてしっかり置いて、そこまでのステップをきちんと描くのもとても大切ということは知っておきましょう。

あわせて読みたい

筆者:店長

営業と、競馬と、しゃべる植物。あっAIも。つい、いろいろ作ってしまう人です。

→ 店長の正体(詳しいプロフィール)

店長

Xアカウント:@nishi_sales_ai 新卒で大手IT企業に入社し、飛び込み営業から深耕営業、大手企業担当まで第一線で経験を積む(表彰歴多数)。その後、事業企画・営業企画部門で経営に近い立場から営業組織と数字に向き合い、10年勤続を経て独立。営業組織の改善に特化したコンサルタント企業を立ち上げる。 コンサルタントして数々の現場に入りつつ、自ら営業特化の転職エージェントも運営。近年はAIを活用した営業組織の業務改善・生産性向上プロジェクトに携わる。現場の最前線と経営の両方を見てきた視点から、営業3年目前後がぶつかる壁を越えるための実践知を発信する。

この著者の記事一覧

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です