営業中の張り紙テンプレート【無料エクセル】編集・印刷の手順つき

「営業中」のExcelテンプレートが必要な2つの場面

「営業中 テンプレート 無料 エクセル」と検索したとき、実際には2種類のまったく異なるものを探している方がいます。一方は、店頭のドアや窓に貼る「営業中(Open)」の張り紙・掲示物を作りたい方です。もう一方は、営業担当者の案件管理・日報・KPI管理を行うためのExcelシートを探している方です。同じキーワードで検索していても、必要なファイルの種類も、使い方も、まったく別物になります。この記事を読み進める前に、まず自分がどちらを探しているかを確認してください。

この記事の主軸は前者、つまり「店頭に掲示する『営業中』の張り紙」を作りたい方を対象にしています。お店のドアや窓に貼れるA4サイズの掲示物を、無料のExcelテンプレートを使ってすぐに完成させることを目的としています。ダウンロードから印刷まで、編集の手順・印刷設定・掲示の工夫まで一気通貫で解説します。営業管理シート(案件管理・日報・目標管理)をお探しの方は、後半の「営業管理テンプレートを探している方へ」でご案内する関連記事をご覧ください。

「テンプレート」という言葉は、あらかじめ用意されたファイルであれば何にでも使える汎用的な括りです。そのため、同じキーワードで検索しても、探している対象がまったく別の種類であることは珍しくありません。この状況は、ファイルの多様化によって生じた構造的な問題といえます。

本当に効率よくファイルを見つけるには、検索語を増やすよりも、「自分が今解決しようとしている場面」を先に言語化する方が近道かもしれません。「何を作りたいか」ではなく「何のために使うか」を起点に考えると、必要なファイルの種類が自然に絞られます。

この仕分けを冒頭に置く理由は、多くの検索者が迷いやすい状況が続いているからです。「ダウンロードしたけれど自分の欲しいものと違った」という時間のロスを防ぐために、まず場面を整理するところから始めます。この記事では張り紙テンプレートを必要としている方を主軸に置き、必要な情報へ最短でたどり着けるよう設計しています。

Excelで張り紙を作ることには、明確な利点があります。セル単位で文字や色を変えやすく、印刷設定が直感的で、職場にある環境でそのまま使えます。今日中に店頭に貼りたいという場合でも、手順を把握していれば短時間で完成させられます。以降のセクションでは、テンプレートのダウンロードから始まり、文字の書き換え・色の調整・印刷設定・掲示の工夫まで順を追って説明します。

無料でダウンロードできる営業中の張り紙テンプレート

店頭掲示用の「営業中」張り紙テンプレートをExcel形式で提供しています。A4横タイプとA4縦タイプの2種類を用意していますので、貼り付ける場所の形状や好みに合わせて選んでください。テンプレートは無料でダウンロードでき、ファイルを開いてそのまま印刷すれば最低限の使用が可能です。店名・電話番号・営業時間などを書き換えてからお使いになる場合は、次のセクション「Excelで編集する方法」で操作手順を説明しています。まずはどちらのタイプが貼り付け場所に合うかを確認してからダウンロードしてください。

A4横タイプ

横向きのレイアウトで、視認性を重視したデザインです。入口ドアの正面や壁面の目立つ場所への掲示に向いています。横幅いっぱいに「営業中」の文字を大きく配置しているため、通行人の目に留まりやすく、遠くからでも一目でわかる仕上がりになっています。ダウンロードしたExcelファイルを開き、そのまま印刷するだけで完成です。文字を書き換えたい場合や色を変えたい場合は、次のセクションで手順を説明しています。まずはそのままプリントアウトして、貼り付ける場所に合うかどうかを確認することをおすすめします。店舗の雰囲気に合わせてカスタマイズするか、デフォルトのまま使うかは、実際の印刷物を見てから判断してください。

A4縦タイプ

縦向きのレイアウトで、ドアや窓の縦長スペースへの掲示に適したデザインです。細いドアや縦長の開口部、窓ガラスの縦長エリアに貼り付けやすい形状になっています。A4横タイプと掲載している情報は同じですが、縦配置にすることで落ち着いた印象になります。どちらを選ぶかは、貼り付け場所の形状を基準にしてください。横長のスペースには横タイプ、縦長のスペースには縦タイプを選ぶとデザインが自然に収まります。印刷してから「やはり横タイプのほうが良かった」と感じた場合は、もう一方のテンプレートを追加でダウンロードするだけで差し替えられます。

Excelで編集する方法

ダウンロードしたテンプレートは、そのまま印刷するだけでも使えます。しかし、店名・営業時間・電話番号を実際のものに書き換えると、張り紙としての完成度が大きく上がります。「ダウンロードした後に何をすればいいかわからない」という疑問に、このセクションで答えます。テキストの書き換えから色・フォントのアレンジ、ロゴ・イラストの挿入まで3段階に分けて説明しますので、必要な手順だけを参照してください。Excelの基本操作ができる方であれば、いずれも難しくはありません。

文字・店名を書き換える

変更したいセルをダブルクリックすると、カーソルが入力モードに切り替わります。既存の文字を選択して削除し、店名・電話番号・営業時間など、実際の情報を入力してください。入力後はEnterキーを押すか、セルの外側をクリックして確定します。

文字を入力した後、フォントサイズが自動的に変わった場合は、セルを選択した状態でサイズを手動で調整してください。テンプレートによっては「折り返して全体を表示する」設定がオンになっているため、文字量が増えるとセルの縦幅が広がりレイアウトが崩れることがあります。文字量を大きく変えた場合は、必ず印刷プレビューで全体を確認してから印刷に進んでください。

色・フォントをアレンジする

※著者の体験

事業企画として役員向けの資料を繰り返し作っていた時期に、一つ気づいたことがあります。色やフォントをたくさん使った資料ほど、肝心な数字を読んでもらいにくいことがあるのです。

当時、私は年次事業計画の一部を全社向けに起案する立場にあり、「重要な箇所を目立たせよう」とセルの背景色を増やしたり、フォントの種類や太さを何種類も使い分けたりしていた時期がありました。ところが役員から確認が入るのは、装飾の少ないシンプルな表の行ばかりで、凝って作ったページが素通りされることもありました。

飾りを減らして黒文字と最低限の罫線だけに絞った資料を試したとき、かえって数字の動きが目に入りやすくなった気がしています。伝えたい情報が一つであれば、そこ以外に色を置かないほうが早く届くのかもしれません。

背景色を変えるには、対象のセルを選択し、「ホーム」タブの「塗りつぶしの色」から好みの色を選びます。文字色の変更は同じ「ホーム」タブの「フォントの色」から行えます。フォントの種類・サイズ・太さを変えたい場合も、同タブの「フォント」グループから操作できます。

デフォルトのデザインのままで使う場合は、この手順は省略してかまいません。シンプルな白地に黒文字でも、「営業中」という情報は十分に伝わります。アレンジを加える場合は、視認性を確保することを最優先にしてください。背景を濃い色にする場合は、文字色を白にするなど、コントラストを意識した配色を選んでください。過度な装飾は逆に読みにくくなるため、最小限の変更にとどめることをおすすめします。

ロゴ・イラストを入れる

お店のロゴや装飾用のイラストを追加したい場合は、「挿入」タブの「画像」から画像ファイルを選択します。挿入された画像は、四隅のハンドルをドラッグしてサイズを調整し、張り紙の余白に収まる位置に移動させてください。画像を選択した状態で表示される「書式」タブから、より細かいサイズ指定や位置合わせも行えます。

イラストを無料で入手したい場合は、商用・個人利用ともに無料で使える素材サイトを活用するのが手軽です。ダウンロードしたイラストファイルをそのままExcelに挿入できます。素材を使用する前に、利用規約で著作権フリーの範囲を確認してから使用してください。ロゴや装飾は小さすぎると印刷時に判別しにくくなるため、A4用紙でも視認できるサイズに合わせてバランスを調整してください。

印刷設定と掲示の手順

テンプレートの編集が終わったら、次のステップは印刷です。Excelの印刷設定を正しく行わないと、「文字が途中で切れた」「余白が大きすぎた」「デザインが用紙の端に寄った」「白紙が1枚余計に出た」といった失敗が起きやすくなります。これらはいずれも設定を事前に確認するだけで防げるミスですが、初めての場合は気づきにくい箇所でもあります。このセクションでは、用紙サイズと余白の確認から印刷プレビューでのチェック、印刷後の掲示方法まで一気通貫で説明します。編集後はそのまま印刷に進まず、まずこのセクションの手順を確認してください。

用紙サイズと余白の設定

「ページレイアウト」タブを開き、「サイズ」がA4になっていることを確認してください。テンプレートによってはB5やLetterサイズに設定されている場合があり、そのまま印刷するとサイズが合わなくなります。

余白は「ページレイアウト」タブの「余白」から設定します。上下左右それぞれ10mm程度を目安にすると、A4用紙いっぱいに印刷面を広げられます。余白が大きすぎると張り紙が小さく見えてしまうため、最初にこの設定を確認してください。また、印刷範囲が正しく設定されているかも重要です。「ページレイアウト」タブの「印刷範囲」でテンプレートのデザインエリア全体が範囲内に含まれているかチェックしてください。範囲が正しく設定されていないと、デザインの一部が切れて印刷されます。内容が1ページに収まらない場合は、「ページ設定」の「拡大縮小印刷」で「1ページに収める」を選択すると自動調整されます。

印刷プレビューで確認すること

実際に用紙を消費する前に、印刷プレビューで最終確認を行います。「ファイル」→「印刷」と進むと、プレビュー画面が表示されます。ここで確認すべきポイントは3点あります。

1点目は、テキストが切れていないかどうかです。店名や営業時間の文字が枠の外にはみ出していないか、すべての文字が用紙内に収まっているかを確認してください。2点目は、枠線・罫線がずれていないかです。テンプレートのデザインがプレビュー上でも整って見えることを確認します。3点目は、ページ数です。プレビュー画面の下部に「1/1」と表示されていれば1ページのみ印刷されます。「1/2」のように2ページ以上になっている場合は、印刷範囲や拡大縮小設定を見直してください。3点を確認してOKであれば、印刷を実行してください。

ラミネートと掲示の工夫

※著者の体験

独立して複数の企業を訪問する中で、壁に貼られた掲示物の状態が、そこがどういう職場かを教えてくれることに気づきました。

角が折れていたり文字が日焼けして読みにくくなっていたりする張り紙は、内容に関わらず目に入らなくなっていました。同じ職場に月一度の頻度で私が通うと、貼った初日から誰も見ていないものが増えていくのが分かります。逆に、ラミネートされていて表面を拭けるような掲示物は、更新されたり位置を変えられたりしながら、ちゃんと機能し続けていました。

紙の状態と、その情報が実際に使われているかどうかは、案外連動していたように思います。「読まれている掲示物」には、それなりに手入れがされていた気がしています。

印刷した張り紙を長持ちさせたい場合は、ラミネート加工をおすすめします。100円ショップで販売されているラミネーターと専用フィルムを使えば、手軽に耐水・耐久性を高めることができます。ラミネート加工した張り紙は水拭きができるため衛生的に管理しやすく、雨天時や湿気の多い環境でも劣化しにくくなります。

掲示方法は、使い方のシーンに応じて選んでください。常設の掲示(毎日同じ場所に貼り続けるケース)には、ラミネート加工した張り紙を強力両面テープで固定する方法が安定しています。一方、臨時の掲示(特定の日や時間帯だけ表示するケース)であれば、そのまま印刷した紙をマスキングテープで貼るだけで十分です。マスキングテープは剥がしやすく、貼り替えを繰り返しても跡が残りにくいため、頻繁に差し替える用途に向いています。

営業時間・定休日の張り紙と一緒に整える

「営業中」の張り紙を準備するついでに、あわせて「本日定休日」や「営業時間変更のお知らせ」のテンプレートも用意しておくと、日々の運用がぐっと楽になります。どちらも同じシリーズのExcelテンプレートとして揃えておけば、デザインの統一感を保ちながらシーンに応じて差し替えるだけで対応できます。掲示物の運用をシンプルにしておくことは、スタッフが変わっても引き継ぎやすい店舗運営につながります。

よく使われる組み合わせパターン

店頭掲示物としてセットで準備しておくと便利なのは、「営業中」「本日定休日」「営業時間変更のお知らせ」の3種類です。通常営業時は「営業中」を貼り、定休日には「本日定休日」に差し替え、年末年始などの特別営業には「営業時間変更のお知らせ」を使うという運用です。

3種類すべてをあらかじめ印刷してラミネート加工しておけば、当日の朝に準備する手間がなくなります。ラミネート済みの張り紙をフックに掛けておき、状況に応じて掛け替えるだけという形にすると、誰でも迷わず運用できます。特に複数人でお店を切り盛りしている場合、掲示物の「どれを貼ればいいか」という判断をシンプルにしておくことは業務のスムーズさに直結します。一度セットを作ってしまえば、以後は差し替えるだけで済むため、毎日の開店・閉店業務にかかる手間を減らせます。

Word・CanvaよりもExcelを選ぶ理由

「営業中テンプレート エクセル」と検索した方は、すでにExcelで作ることを想定されていると思います。その判断は合理的です。このセクションでは、WordやCanvaと比較したときのExcelの強みと、他ツールを使う場合に起きやすい問題点を整理します。

Excelで張り紙を作るメリットは3点あります。1点目は、セル単位で文字・色・サイズを変えやすいことです。レイアウトが固定されているため、編集してもデザインが大きく崩れにくい構造になっています。2点目は、印刷範囲と用紙サイズの設定が直感的なことです。「ページレイアウト」タブで設定が完結するため、初めてでもつまずきにくい設計です。3点目は、ファイルを職場で共有しやすいことです。ExcelファイルはWindowsの標準環境で開けるため、「開けない」というトラブルが起きにくくなっています。

Wordでテキストボックスを使って同様の掲示物を作ろうとすると、テキストボックスの位置がずれやすく、印刷時にレイアウトが崩れるケースがあります。Canvaはデザインのテンプレートが豊富ですが、印刷設定がPDF経由になること、フォントの選択肢が環境によって異なること、オフライン環境では使えないことが制約になる場合があります。Excelは職場のPCにインストールされている可能性が高く、インターネット接続がなくても使える点で安定しています。

営業管理テンプレートを探している方へ

このページに「営業中テンプレート エクセル」で辿り着いたものの、実際に探しているのが「営業担当者の案件管理・日報・KPI管理を行うためのExcelシート」だった方へ向けたセクションです。

この記事が扱っている「営業中」は「Open(開店)」を意味する店頭掲示物です。一方、営業管理テンプレートの「営業」は「Sales(営業活動)」を指しており、カテゴリとしてまったく別のものになります。張り紙テンプレートのExcelファイルをダウンロードしても、案件管理や日報の用途には使えません。同じキーワードで検索できてしまうため、この2種類が混同されやすい状況になっています。

営業管理テンプレート(顧客情報管理・案件進捗管理・行動管理・目標管理などを含むExcelシート)については、専用の記事で詳しく解説しています。具体的には、案件を可視化するパイプライン管理シートや、担当者ごとの行動量を記録するシートの作り方・使い方を取り上げています。お探しの内容に近い関連記事へは、以下のリンクからアクセスしてください。

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筆者:店長

営業と、競馬と、しゃべる植物。あっAIも。つい、いろいろ作ってしまう人です。

→ 店長の正体(詳しいプロフィール)

店長

Xアカウント:@nishi_sales_ai 新卒で大手IT企業に入社し、飛び込み営業から深耕営業、大手企業担当まで第一線で経験を積む(表彰歴多数)。その後、事業企画・営業企画部門で経営に近い立場から営業組織と数字に向き合い、10年勤続を経て独立。営業組織の改善に特化したコンサルタント企業を立ち上げる。 コンサルタントして数々の現場に入りつつ、自ら営業特化の転職エージェントも運営。近年はAIを活用した営業組織の業務改善・生産性向上プロジェクトに携わる。現場の最前線と経営の両方を見てきた視点から、営業3年目前後がぶつかる壁を越えるための実践知を発信する。

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